株洲工具 総合カタログ
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● ドリル構造及び切削特性チップポケットチップポケットの役割は切りくずを排出することです。ポケットの断面積が広いほど、切りくずを排出されやすくなります。ねじれ角ねじれ角はドリルの軸方向に対しての傾き角です。切れ刃の位置によって異なり、外周部が最も大きく、中心に向かうほど小さくなります。高硬度材料 小ねじれ角大 軟質材料溝長主に加工穴の深さ、ブッシュ長さ、再研削代により決定されます。溝が長いほど、ドリルの剛性が悪くなり、ドリル寿命への影響も大きくなります。それで、溝の長さは可能な限り短く設定します。最短溝長さは加工穴径の1.5倍となります。先端角通常は118°です。用途に応じて、設定することが可能です。軟被削性の良い材質 小先端角大 硬い被削材や高能率加工用心厚ドリル剛性と切りくず処理性に影響する重要な要素です。用途を応じて設定します。 方向切削抵抗が小さい 軸方向切削抵抗が大きい 剛性が悪い 小心厚大 剛性が良い 被削性の良い材料 硬い材料、クロス穴加工などに使うマージンドリルをガイドする役割を持ち、マージン幅は加工穴との摩擦を考慮し決定します。穴壁との摩擦が小く、ガイド性が悪い 小マージン幅大 ガイド性が良く、ただ穴壁との摩擦が大いバックテーパードリルと加工面の摩擦を低減するため、先端からシャンク向け、僅かなテーパーをつけます。一般的には溝長さ100mmにおいての直径減少量で表します。二番取り面二番取り面はランドでマージンを形成した後、残った隙間です。主に穴あけ加工時穴内表面とドリル外周刃の摩擦を低減することに使います。C 91C穴あけ工具穴加工工具超硬ソリッドドリル超硬ソリッドドリル穴あけ工具

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